【中途採用向け】ショップ店員以外でアパレル業界のお仕事に就職する

アパレル業界でよく見かける一番の職種って、販売員さんですよね?そして、誰もが、ショップで販売員に声をかけられ、接客されたことがあるでしょう。

こうすると、なんとなく販売員のお仕事を知ることになり、販売員を目指したいと思う若者も少なくありません。

その流れで、新卒でアパレル企業の販売員として就職するパターンがかなり多いです。

というのも、最初は販売員スタートの採用が多く、その他の職種はあまり新卒では募集していないことから、最初は販売員にならざるを得ないという現実もあります。

しかし、アパレル業界のお仕事は販売員以外にもあり、それを良く知らない人が多すぎると感じます。販売員と違って、その他は裏側のお仕事が多いので、一般人は知る機会がないという原因もありますが。

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正直言って、ショップ店員はアルバイトで十分!!

もちろん、販売員に向いていて、楽しく働いている人はいるとは思います。

ただ、そういう人って誰よりも洋服が好きで、誰よりも接客が好きで、誰よりも働き者の人に限ります。ちょっと洋服が好きくらいじゃ、やれない仕事だと思います。

なぜなら、仕事内容、仕事量に対する対価が少なすぎるからです。若いうちは、それでいいと思う方もいるかもしれませんが、毎日、毎年の積み重ねと思うと、給料であれば、大きな金額になります。時間であれば、自分の自由時間を何百時間と失っています。

それを分かっていても、やり続けられる人って中々の努力家というか、ある意味頭おかしいレベルです。ただ、自分の成績が認められトップに立ったり、カリスマ性のある人など特別な人を除きますが。

私は何のコネもなく、新卒からアパレル業界を渡ってきました。会社は現時点で3社を見てきています。全てアパレル企業です。

ショップ店員以外にも、アパレルでお洋服に関われて、やりがいのあるお仕事はあります。アパレルのお仕事は販売員だけではないということを覚えておいてください。

よく、販売員からアパレルの違う職種に転職してくる人がいます。すごく多いんです。

だから、今少しでもアパレル販売員で、悩みや改善したいことがある方は視野を広げて、転職を考えてみるのも一つの案です。

悩める販売員

アパレル業界で、まだ働きたいけど販売員はもうイヤ!

悩める販売員

1から別業界で働くのはちょっと不安

アパレル業界自体が嫌いになったわけじゃないけど、販売員で、今の仕事内容・待遇、労働環境、職種に疑問を感じている人は、是非サラッとでもいいのでこの記事を読んでみてください。

この記事は、アパレル業界3社で、バイヤー・営業・企画に携わったことのある私が、アパレル業界の悩める20代販売員さんに、アパレル業界を辞めずに今より楽しく働く方法を提案します。

今回は比較的専門知識がなくてもなれる、アパレルの商品企画・バイヤー・営業の職種を、職種の特徴ごとに紹介します。

ちなみに、上記3種類の職種は、会社によっては、兼任することがあり、商品企画とバイヤー、バイヤーと営業、企画と営業など、業務内容に組み合わせで入っていることがあります。

アパレルの場合は、営業でも、できたものを売るだけでなく、自ら企画したり、バイイングをしたりと、他業界の営業とは少し特殊で、異なる傾向があります。

メーカー・卸の営業

自社の商品や自分が企画した、仕入れた商品を百貨店やアパレルショップに販売する仕事です。

商品企画

トレンドや消費者ニーズに合わせて、ブランドコンセプトや予算を考慮して商品を企画提案する仕事です。

バイヤー

販売する商品をバイイング(仕入れる)するお仕事です。

土日休み・長期休暇のあるアパレルのお仕事

アパレルの企画、バイヤー、営業は基本的に土日休みです。

結局、小売側の会社にならなければ(EC専業の小売もOK)、どの職種も基本的には普通の会社と同じように土日休み・長期休暇ありです。

営業でも、小売側の会社の営業(例えば、百貨店とか店舗の営業)になると、土日のイベントやシフト制で土日の出勤があります。

なので、アパレルの営業で土日休みが欲しいのであれば、メーカーや卸、繊維商社などの営業がオススメです。営業はアパレル業界で働きたい男の人が多いです。

EC専業(ネットショップ)の会社の営業もOKです。ECは小売でも、ネット通販なので、お客様と直接対面しないということで、土日祝日は関係しません。

一人で外出・出張できる

営業もバイヤーもですが、常に店舗で働くショップ店員と違い、外出が頻繁にあることがあります。特に営業は全国飛び回る出張や海外出張もあります。

バイヤーは年に数回の展示会に出向いたりする際に出張があります。また、海外の製品を買い付けすることもありますが、最初の方は主に国内のメーカーの展示会が多いと思います。

ルート営業は同じお客さんだから安心

メーカーの営業、卸の営業は新規開拓というよりは、ルート営業で、そのお客様と太く長く関わっていくことが多いです。

お客様に寄り添って、お客様の売り上げのお手伝いをしてあげます。新規をどんどん取り込むというより、今いるお客様の売り上げを大きくしていくため、お客様一人ひとりの企業研究が大事になってきます。お客様の売り上げや信頼が自分の成績にも繋がっていきます。

そしてその成績がボーナスなどに反映され、給料もアップしていきます。

企画などの内勤はママも働きやすい

会社にも寄りますが、企画は比較的内勤が多いです。展示会で外出することもありますが、営業ほど外出は多くないですし、仕事内容によっては外出を減らすことができると思います。

自分の考えた洋服が作れる

商品企画では、自分の考えた洋服を作ることができます。

ただ、この職種は大手アパレルだと中々就けないポジションだったり、新卒では募集をしない職種だったりします。

だからこそ、中途採用で入社するのが1番早いです。アパレルで何かしらの経験があり、中小企業の中途採用なら、若ければ企画が未経験でも採用してもらえる場合があります。

自分でバイイングができる

こちらは、販売する商品を買い付けするバイヤーのお仕事です。

企画とバイイング、営業とバイイング、バイイングのみで、構成されることがあります。

バイイングは仕入れのことで、できた商品をそのままピックすることです。業界では、抜きとも言います。

こちらは比較的初心者でも入りやすい職種ですが、目利きによって売上が左右されるので責任感のある仕事です。

自分のバイイングした商品が売れると本当に嬉しいもので、やりがいを感じます。

アパレル販売員以外のアパレル職種は中途で狙え

募集があること前提の話になってしまいますが、やはり、私の経験上、新卒採用で会社を受けるよりも、中途採用で受けた方が、圧倒的に受かりやすいです。

というか、バイヤーや商品企画は特に、中途採用でないと募集がないことが多いのです。

まず、新卒で一旦、正社員でショップ店員でも営業でも何でもアパレルの企業で働いて、後に中途採用でバイヤーや商品企画に挑戦するのが無難だと思います。

新卒で応募して何度も面接があり、倍率が高くて落ちてしまった会社も、中途採用で受けると、面接2回で簡単に受かってしまいます。実際、私がそうでした。新卒で落ちた会社を3年後に受けて、簡単に受かりました。

中途採用は同時に受けてくるライバルが少なく、新卒よりは倍率が低くなります。おまけに、人がリアルタイムで足りなくて、今すぐ欲しい場合が多いので、自分がちょっとその会社のレベルに達していなくても、内定をもらえる確率も高くなります。

今現在、アパレル企業でお仕事をしているあなた!

この時点で、もうあなたは有利です。中途採用応募者として、応募する資格があるからです。アパレルは筆記試験もないですし、履歴書と職務経歴書さえきちんと作れば、気軽に応募できます。

今、アパレル業界のショップ店員さんで、仕事に苦しんでいる方、憧れの職種に就きたいと思っている方、意外と目標はすぐそこにあったりします。

知らなかったり、あなたが行動していないだけで。アパレル業界は転職する人も多いですし、意外と簡単に希望する職場へ入れちゃうことがあります。

私は、2回目の職場は第一希望、3回目の職場も1社しか受けず、希望のところへ入社できました。

ただ、1回目の職場、そう、新卒で就職活動していた時期に受けた会社だけ、ことごとく落ちました。そして、1回目に働いた職場は、滑り止めに受けた会社でした。

なので、中途採用は案外怖くない!!今の職場から、仕事を変えたいと思っている人は、一度チャレンジだけでもしてみてください。あなたは、できる人なのに、自分で自分を押さえ込んでいるだけかもしれません。

また、新卒の時よりも、社会人経験を積んで、圧倒的にパワーアップしています。自信を持って、もっと自分の価値を認めてもらえる、高められる職場に転職してみるのも、一つの手段だと思いますよ。